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玄米と中性脂肪の関係は?中性脂肪を減らすなら玄米がおすすめ!

発芽玄米や玄米の健康ライフ この記事は約 5 分で読めます。

近年玄米の美容・健康効果には大きな注目が集まっており、毎日食べる主食を白米から玄米に切り替えているという人も少なくありません。
特に、玄米が持つ「ダイエット効果」はとても人気です。
玄米は白米に比べて糖質の吸収を緩やかにするという効果を持っており、一般的に「食べても太りにくい」と言われる低GI食品に分類されています。

低GI食品は、糖質の吸収を緩やかにすることで、脂肪が体へ蓄積することを防ぐことができ、結果的に「太りにくい」という大きなメリットがあります。
玄米もそんな低GI食品のひとつであり、健康的な食生活には欠かせない食材です。
更に、そんな玄米が持つ健康効果は糖質だけではなく「中性脂肪」に対しても影響を与えることがわかっています。
そこで今回は、玄米と中性脂肪の関係を紹介しながら、中性脂肪を減らすための玄米を用いた食生活について解説します。

中性脂肪とは?

中性脂肪とは、その名前の通り脂肪分の一種です。
専門的には「トリグリセライド」や「トリグリセリド」とよばれます。
例えば、人間ドックで中性脂肪が高いことを指摘された場合、医師や看護師からは「トリグリセリドの値が高いので注意しましょう」ということを言われる場合があります。
そんな中性脂肪(トリグリセリド)は、食事中の脂肪が腸から直接的に吸収されて体内に取り入れられるものと、自分の体内でつくられて体内に蓄積されるものの二通りに分類することができます

これらの中性脂肪が体内に過剰に蓄積することで、血液中にも中性脂肪が溜まりやすくなります。
血液は酸素や栄養分を体中に運ぶ役割をしており、血管はそんな血液がスムーズに流れるための重要な「高速道路」でもあります。
血液中の中性脂肪の量が増えることで、血液はスムーズに高速道路を走れなくなってしまいます。
高速道路上に“ドロドロ”の障害物があると危険ですよね。
これと同じように、血管内や血液中に中性脂肪が増加している状態は、血管内が渋滞している状態であり、つまり動脈硬化を起こしやすい状態ということができます。
実際に、中性脂肪とコレステロールは動脈硬化の元凶とされており、増えすぎた中性脂肪は健康を害する恐れがあります。
もちろん、中性脂肪には「エネルギー源」という重要な役割もあり、やみくもに中性脂肪をゼロにすれば良いということではありません。
生命を維持するためのエネルギーとしては主にブドウ糖が利用されますが、中性脂肪はブドウ糖の不足を補う形で利用されます。
しかし、エネルギーとして使われなかった中性脂肪は、肝臓や脂肪組織、皮下、血中に蓄えられて、その多くは皮下脂肪として体内に蓄積し、生活習慣病のリスクが高まってしまいます

中性脂肪と健康(病気)の関係とは?

先にも述べたように、中性脂肪は体にとってなくてはならない重要な栄養素の1つです。
しかし、過剰な中性脂肪は動脈硬化の元凶となるだけではなく、さまざまな生活習慣病のリスクとなります。

中性脂肪が増えすぎている状態を専門的には「脂質異常症」と呼びます。
脂質異常症とは、体の中で脂質がうまく処理されなくなったり、食事からとる脂質の量が多すぎることで、血脂中の脂質の値が基準値から外れている状態です。
特に、中性脂肪(トリグリセライド)が多い状態を高中性脂肪血症といいます。
しかし、たとえ脂質異常症を発症しても、痛みなどの症状が出現するわけでもなく、今までと変わらない日常生活を過ごすことができます。
その一方で、脂質異常症は静かに、確実に動脈硬化を進行させ、最終的には心筋梗塞や脳梗塞といった致死的な疾患を発症するリスクが高まってしまいます。
では、そんな中性脂肪を減らすにはどうしたら良いのでしょうか?

中性脂肪を減らすのに玄米が効果的である理由

中性脂肪を減らすには「中性脂肪の少ない食事を食べる」「中性脂肪の代謝や排泄を促進する」という方法があります。

最もシンプルな方法は、「摂取する脂質の量を減らす」ということです。
これは簡単に思いつく方法ですが、そんなに簡単な方法ではありません。
お弁当や外食など、簡単に高カロリーの食品を手にできる現代人にとって、自主的に中性脂肪の少ない食事を手に取るためにはかなりの覚悟が必要です。
食生活の改善に取り組んでも、3日坊主で終わってしまう人も少なくありません。
そんな人にこそおすすめなのが「中性脂肪の吸収をおさえる」という第三の方法です。
特に、玄米を使った方法は「取り組みやすく続けやすい」として非常に人気があります。
玄米は白米に比べて食物繊維を豊富に含んでおり、豊富な食物繊維が糖質の体への吸収をゆるやかにします。
そのため、毎日食べる食事を白米から玄米に置き換えるだけで、中性脂肪を減らす働きが期待できます

食事の量も変えず、主食もしっかりと食べながら、中性脂肪の吸収を抑えることができるため、玄米を用いた食事法は非常におすすめといえます。
食生活の改善が続かないという人こそ、玄米を用いた食生活を実践してみてはいかがでしょうか。

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