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玄米の精米について詳しく解説します

 2021/03/29 発芽玄米や玄米の健康ライフ この記事は約 4 分で読めます。

玄米を精米したものが白米だというのは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
玄米は、栄養素が高いことで知られています。精米をすると、元々ある栄養素まで落としてしまい、勿体ないですよね。
しかし、玄米はかたくて食べづらいため、白米を食べている家庭が多いのではないでしょうか。お子さまのいる家庭なら、なおさらです。

実は精米にも段階があります。極端に玄米・白米のみしか存在しない、というわけではないのです。
今回は玄米の精米について、ご紹介していきます。

玄米の精米の段階

そもそも精米とは、玄米からぬか層や胚芽を取り除くこと、また、取り除いた状態の米のことです。その過程と、精白された状態の米の二通りの意味で用いられます。
現代の多くの日本人が食べている白米は、ぬか層や胚芽のほぼ10割が取り除かれた状態です。

しかしお米には、玄米と白米の中間も存在するのです。

分づき米とは

「分づき米」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
簡単にいうと、精米の度合いを変えることです。

8分づき、7分づき、5分づき、3分づき…というように、精米の段階により名付けられます。
この数字は、精米をする割合ですので、8分づきならば8割精米するので白米に近く、3分づきならば3割だけ精米するので玄米に近い風味、と変化します。

玄米よりは栄養価が劣るものの、白米よりは栄養価が高くて尚且つ食べやすいという、良いとこ取りができます。玄米は食べづらいけれど、栄養も摂りたい!という方には、分づき米がおすすめです。まずは8分づき、7分づきから始めてみると良いでしょう。

分づき米の栄養素とその働き

では、分づき米にはどのような栄養素があり、どのような効果が期待できるのでしょうか。
基本的には、玄米と同じです。精米の度合いが大きくなればなるほど、その成分も減っていくと考えて良いでしょう。

玄米や分づき米には、糖質やタンパク質を中心に、食物繊維やビタミン、ミネラルなど、約40種類以上もの栄養素があります。
特に食物繊維が豊富であることは、便秘解消やダイエットに効果的であるため、健康志向の人から注目が集まっています

玄米や分づき米購入時のポイント

玄米及び分づき米を購入する際に気を付けて欲しいこと、それは酸化の早さです。
ぬか層や胚芽が残っている玄米や分づき米は、非常に酸化が早いと言われています。
せっかく健康のために玄米や分づき米を選んでいるのに、身体にとって害のあるものを口にしてしまっては、意味がないですよね。
分づき米は、出来ることなら、精米したてのものを心掛けて購入するのもいいかもしれませんね。

玄米や分づき米を炊く時のポイント

栄養分である、ぬかや胚芽部分を落としてしまわないよう、優しく洗いましょう。無洗米と書いてある場合は、そのまま炊くことができますし、気になるようならば軽く洗う程度にしましょう。

炊飯器に玄米モードが付いている場合は、玄米モードで炊きましょう。ない場合は、通常炊飯をしますが、ここでひとつポイントです。
玄米や分づき米は、炊く前に浸水させるのが一般的です。分づきの数字が小さくなるほど玄米に近いですので、長く浸ける必要があります。
また、炊く際の水の量も、数字が小さくなるにつれ、多めに入れると良いでしょう。

さらにもうひとつポイントとして、塩を入れて炊飯すると、通常よりもふんわりと炊くことができます。

時間がない方は、水で洗った白米に、スプーンでそのまま数杯加えて普通に炊くだけの発酵発芽玄米なども市販されているので探してみてはいかがでしょうか?

食べやすい精米具合で

玄米をほぼ完全に精米してしまえば、栄養のある部分を落とすことになるので、栄養素の量は減ってしまいます。しかし、すべてのぬか層や胚芽の部分を落とさない方法もある、ということを知っていただけたかと思います。

玄米はかたくてパサパサしているから苦手だけれど、健康やダイエットには意識がある。そんな方は、ぜひ3分づきや5分づきを試してみてください。

分づき米として売られている場合もありますし、希望の分づきで精米を承ってくれる精米店もあります。
また、自家用の精米機を購入するのも一つの手段です。

ぜひ、自分が食べやすい分づき具合のお米を見つけ、美味しさと健康の両方を手に入れましょう

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